6月, 2020年
第201回通常国会 閉会
この度、新型コロナウィルス感染症でお亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げますとともに、罹患された方々、影響を受けられた方々にお見舞い申し上げ、一日も早いご快復をお祈り申し上げます。
今年1月20日に召集された第201回国会は6月17日に閉会となりました。今国会は新型コロナウイルス感染症対策に終始し、政府の後手に回った対策、迷走が目立ち、国民の望む政策とのずれで危機下における安倍総理のリーダーとしての存在感が発揮されたとは言い難いものでした。不測の緊急事態が発生した時こそ、その対応で時の政権の真価が問われます。常に政府より先行した対策を講じ、迅速に断行した大阪府 吉村洋文知事(日本維新の会副代表)への評価が高く、各地域で地方分権(国から地方に権限と財源を移す)を進めなければならないと強く感じる次第です。6月12日に成立した2次補正予算も合わせ空前絶後の総額約160兆円(一般会計)の予算が組まれましたが、その支援が緊急性を要する個人、企業に届くまでのスピードに欠ける事態は早急に改善されなければなりません。また不明瞭な持続化給付金の事務委託の問題や10兆円にも及ぶ予備費の使いみちなど本来、国会で審議すべき事案が多々ありますが、閉会後も引き続きこれらの問題の解明と、コロナ感染第2波への備えとして、閉会中審査の開催を申し入れてまいります。
今後、コロナ感染第2波が起こる恐れがあり、皆様方には気を緩めず感染防止に努めていただきますようお願いいたします。コロナ終息に向け、医療、中小・零細企業を支え、個人の暮らしを守るために、今後も粉骨砕身の努力を惜しまず皆様からの負託に応える所存ですので、更なるご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

日本維新の会 参議院議員 石井 章